九州全域に実績あり!地盤の安定と未来の安定を築きます
法面(のりめん)工事とは、道路やトンネルなどの構造物建設時に、山の土砂崩れ防止のために法面の形状を整えたり、補強材を使ったりして斜面を保護、安定させる工事です。
自然災害のリスクを軽減する重要な役割を担っており、インフラ整備の中でも不可欠な作業です。
吉田興業は、20年以上法面工事に携わってきた経験と、九州全域に累計1,000件以上の施工実績がございます。
これらの経験を活かし、土地の形状や使用目的に合わせた最適な仕上りを実現します。

Flow 法面工事の流れ
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調査・設計
法面が安全に存在できるかを判断するために、法面の傾斜・土質・地下水や湧水の有無などを調査し、崩れにくい傾斜を設計します。必要に応じて、構造物や地盤の位置の変化を測定・監視する「変位計測」を行います。 -
掘削
山の斜面を崩れにくい形に整えるために、法面の基礎となる部分を掘削し、設計どおりの傾斜を作ります。 -
地盤補強
やわらかい地面を固くて丈夫な地面にするために、土質改善や地盤改良を行います。
アンカーを打設したり金属メッシュを張ったりすることで、地盤を補強し、法面の安定性を高めます。 -
法面保護
植物を使った「植生工法」や、表面を強固に保護する「コンクリート吹付法」など、土地の形状や使用目的に合わせた工法で保護作業を行います。 -
仕上げ
法面の整地完了後、植栽や化粧材を使用して見栄えを整えます。
施工後は、法面が設計どおりに施工されているか、安全が確保されているかなどの検査も行います。
Main Techniques 主な工法
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モルタル吹付工
法面にラス金網を張り、セメントや砂を混ぜた液状のモルタル・コンクリートを、専用の機械を用いて10cmほどの厚さを保ちながら吹き付け、強固な保護層を形成する工法です。硬化したモルタルが、落石や土砂崩れを防ぎます。
摩擦や衝撃、風雨、温度変化にも強く、長期の安定性が期待できるため、急斜面や崖沿いの道路などの崩壊リスクの高い場所をはじめ、法面全体の被覆、法枠、水路など幅広い用途で利用されています。 -
法枠工
急斜面の法面に格子状のコンクリート枠(法枠)を造成し、モルタルやコンクリートを吹き付けて斜面を安定させる工法です。
凹凸の多い複雑な地形にも地山に密着させて施工できるため、柔軟な対応が可能です。
表層崩壊の抑止や斜面の崩落防止に効果があり、強度の高い枠構造によって、道路沿いや法面全体の安定性を高める目的で広く用いられています。 -
鉄筋挿入工(ロックボルト工)
急斜面の法面に穴を空け、短い鋼製のロックボルトを地面に打ち込み、法面と岩盤を一体化させることで、法面の崩壊を防ぎ安定性を向上させる工法です。
山道の道路脇や、崖、切り立った斜面、トンネルの出入り口付近など、土や岩が崩れやすい急斜面や、不安定な地形で利用します。